共働きから専業主夫家庭に変わって感じたメリット・デメリット

専業主夫

はじめに

我が家は数ヶ月まで共働き家庭でした。妻と私がそれぞれ仕事をして、子育てと家事を分担しながら慌ただしく過ごしていました。しかし現在は、妻の育休を経て職場復帰後、私が専業主夫となり、妻がフルタイムで働くスタイルに変わりました。

環境が変わると生活のリズムも家計の考え方も大きく変わります。今回は、共働きから専業主夫家庭に変わって実際に感じたメリット・デメリットを、リアルな体験をもとにお伝えします。

専業主夫になって感じたメリット

家庭に余裕ができた

最大のメリットは「時間のゆとり」です。共働き時代は、朝から晩まで2人とも仕事に追われ、保育園の送迎や夕飯の支度で常にバタバタしていました。

専業主夫になったことで、私が家事や子供のケアを引き受けられるようになり、家庭全体に落ち着きが出ました。特に子供が小さいうちは、親が余裕を持って接することが大切だと実感しています。仕事している時は疲れもあり、心の底から全力で遊ぶことがあまりできていませんでした。今ではどんな遊びでも全力で子供たちと向き合えています。

子供と過ごす時間が増えた

専業主夫になってから、子供の成長を間近で見守れるようになりました。

「積み木が積めるようになったね」や「ワンワンと言えるようになったね」など日々の小さな変化に気づけるのは、共働き時代には得られなかった喜びです。幼稚園や保育園のお迎え後、家で遊ぶ時間や絵本をゆっくり読む時間も心のゆとりを感じます。

家計の管理がしやすくなった

以前は2人の収入があるぶん、「使えるお金も多い」という安心感から、細かい支出に目が向きにくいという面もありました。

しかし、収入の柱が一本になったことで、必然的に「どうお金を使うか」を真剣に考えるようになりました。固定費の見直しや投資の計画も進み、家計の透明度が上がったのはプラスです。

家庭の役割分担が明確になった

「仕事に集中する妻」と「家事育児を担う夫」という役割がはっきりしたため、お互いのストレスが減りました。

共働き時代は「どちらが掃除をするか」「保育園に迎えに行くのは誰か」で小さな衝突もありましたが、今はシンプルです。役割を決めたことで夫婦仲も安定した気がします。

専業主夫になって感じたデメリット

収入面での不安

一番大きなデメリットはやはり「収入の一本化」です。共働き時代に比べれば世帯収入は減っています。株式資産や貯金があるとはいえ、将来の教育費や老後資金を考えると不安はゼロにはなりまえん。

ただし、これは「支出を見直すきっかけ」や投資で資産を育てる動機」につながっているとも言えます。

社会とのつながりが減る

専業主夫になると、どうしても社会との接点が少なくなります。共働き時代は同僚との会話や仕事の少ない達成感が日常にありましたが、今は家事育児が中心。社会的な評価や成果を感じにくいのは正直なところです。

意識的に趣味や地域活動を取り入れないと、孤独感を覚えることもあります。

ただ、ここに関しては専業主夫になる上でわかりきっていることなので、私はそこまで気にしていません。

周囲の理解が得にくい場合がある

「夫が働かずに妻が稼ぐ」という形は、まだ一般的とは言えません。親や友人に説明するときに「大丈夫なの?」と心配されたこともあります。

ただし最近は価値観も多様化しており、「家庭がうまく回っていればいい」と受け止めてもらえる場面も増えてきました。他人からどう思われるかはあまり気にしなくていいと思います。

将来のキャリアの不安

自分自身のキャリアを一度ストップすることになるので、「この先また働きたくなったらどうするか」という不安は残ります。ブランクが長くなるほど再就職のハードルが上がる可能性もあります。

共働きと専業主夫、それぞれの良さ

実際に両方を経験して感じるのは「どちらが正解というものではない」ということです。

共働きは経済的な安定と社会的なつながりを得やすい反面、時間の余裕がなくなります。専業主夫家庭は時間と心のゆとりが増える代わりに収入面の不安を抱えます。

家庭によって重視するポイントが違うので、自分達に合ったスタイルを夫婦で話し合い、選んでいくのが一番だと思います。

まとめ

専業主夫として暮らす今、私は「子供と過ごす時間が増えたこと」を一番のメリットだと感じています。その一方で、収入や社会的なつながりに対する不安も抱えています。

ただ、夫婦でしっかり役割を分担し、資産形成や生活の工夫を積み重ねることで、専業主夫家庭は十分に成り立つと実感しています。

これから専業主夫を考えている方や、共働きと迷っている方の参考になればうれしいです。

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