専業主夫が語る|育児の大変さと工夫した乗り越え方

専業主夫

専業主夫というと、「家でのんびりしているのでは?」というイメージを持たれることがあります。しかし、実際にやってみると、育児は体力的にも精神的にも大きな負担があり、決して楽なものではありません。今回は、専業主夫として日々子育てをしている立場から感じる大変さ、そして少しでも前向きに過ごすために工夫していることを紹介します。

時間があっても「自分の時間」がない

子供と一緒に過ごす時間が多いのは専業主夫ならではの強みですが、その一方で「自分のために使える時間」は驚くほど少なくなります。

例えば、子供が昼寝をしている間に一息つこうと思っても、洗濯物や掃除、夕食の準備など家事が山積み。結局、気づけば1日が終わり、あっという間に就寝時間を迎えてしまいます。

この「自分の時間がない」という感覚は、外からは見えにくい大変さですが、心の余裕を削っていく大きな要因です。

工夫としては、「家事を完璧にやろうとしない」ことを意識しています。掃除は毎日徹底しなくてもよい、料理はまとめて作り置きをして翌日も使い回す。そんなふうに力を抜くことで、短いながらも自分の時間を確保できるようになりました。

外出が一苦労

小さな子供と一緒にでかけるのは、想像以上に大変です。ベビーカーを押しながら荷物を抱え、ぐずったらあやし、急にトイレと言われたら予定が狂う…。

ちょっとした買い物でさえ大仕事に感じます。

ただ、ずっと家にこもっていると親子ともにストレスがたまります。そのため外出のハードルを下げる工夫が欠かせません。

スーパーや公園など「歩いていける範囲のお出かけ先」をいくつか決めておきます。

わざわざ遠出をしなくても、子供にとっては十分な刺激となりますし、親の負担も減ります。また、買い物はできるだけ週に数回まとめ買いをして、無駄な外出を減らすようにしています。

孤独感と「社会から取り残される不安」

専業主夫になると、周囲との関わりが減りやすくなります。特に平日は妻が仕事に出ている間、子供と2人きりで過ごす時間が長いと、「大人と会話していないな」と感じる瞬間もあります。まだ下の子は1歳で「ママ」「パパ」くらいしか喋れず、意思疎通が完全にとれていません。

また、同じ立場の仲間を見つけにくいのも専業主夫ならではの課題です。保育園や公園に行っても、ママ同士の輪が中心で、話しかけづらさを感じることもあります。

この孤独感を和らげるために、私はオンラインのコミュニティやSNSを活用しています。同じように子育てをしているパパや主夫仲間と情報交換することで、「自分だけじゃない」と安心できます。住んでいる地域でも「パパの集い」という自治体主催のイベントもありますのでそれも参加しています。

また、妻とも意識的に日々の出来事を共有し「自分の育児や家事が家庭にとってどう役立っているか」を一緒に確認するようにしています。

子供の成長を間近で見られる喜び

大変なことばかりではなく、専業主夫だからこその大きなメリットもあります。子供が始めて言葉を話した瞬間、補助輪なしで自転車に乗れた瞬間など。そうした小さな成長を一番近くで見守れるのは専業主夫の特権だと感じます。

忙しい毎日の中でも、「今日はこんな成長があった」とスマホにメモをするようにしています。私の場合は毎日日記を書くのが大変そうなので、妻に写真付きでメッセージを書いています。日付も出るので、あとから見返すと、けっこう楽しいです。

自分らしい「育児スタイル」を見つける

専業主夫として育児をしていると、どうしても世間一般の「母親像」と比較されることがあります。料理はもっと丁寧にしたほうがいいのでは?子供との接し方はこれでいいのか?と不安になる瞬間も少なくありません。

しかし大切なのは「自分なりに子供とどう関わりたいか」を考えることだと気づきました。父親だからできる遊び方、母親とは違う声かけ、生活リズムの工夫など。家庭によって正解は違うはずです。

私は「一緒に楽しむこと」を最優先にしています。

完璧に家事をこなすことよりも、子供と笑い合える時間をつくる。それが結果的に、子供の安心や自己肯定感につながると信じています。

まとめ

専業主夫の育児は、体力的にも精神的にも大変で、孤独や不安を感じることもあります。しかし同時に、子供の成長を一番近くで見守れるというかけがえのない喜びもあります。

大切なのは完璧を求めず、工夫をしながら「自分らしい子育て」を続けること。社会のイメージや周囲の目にとらわれず、家庭にとってベストな形を模索していく姿勢が必要だと感じています。

専業主夫という選択はまだ少数派かもしれませんが、その中には確かに「家庭を支える新しい形」があります。これからも、子育てと向き合いながら、自分らしい暮らしを積み重ねていきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました