FIREして専業主夫になった今、時間にもお金にも、以前より余裕ができました。
ただしそれは、
「特別な投資センスがあったから」ではありません。
むしろ真逆で、投資で勝とうとするのをやめた
それが、今の生活につながっています。
その考え方を、はっきりと言語化してくれたのが『インデックス投資は勝者のゲーム』 という一冊でした。
インデックス投資は勝者のゲームとは?
著者は、バンガード創業者の ジョン・C・ボーグル。
この本の主張は、驚くほどシンプルです。
投資の世界では、「勝とうとしない人」が最終的な勝者になる
なぜなら、
• 市場全体のリターンはプラス
• 余計な売買コストはマイナス
• 人間の感情は判断を狂わせる
から。
つまり、余計なことをしない方が結果が良くなる
という、少し拍子抜けする結論です。
FIREを目指す人ほど、この本を読むべき理由
FIREを目指していると、
• もっと利回りを上げたい
• 他人より早くゴールしたい
• 今のやり方で本当にいいのか不安
こうした感情が出てきます。
私自身も、投資を始めた頃は
「何かもっと良いやり方があるんじゃないか」
と考えていました。
でもこの本を読んで、FIREに必要なのは、
派手な勝利ではなく、失敗しない仕組み
だと腑に落ちました。

この本が教えてくれる3つの本質
① 市場平均に勝つのは、ほぼ不可能
本書では、
• プロのファンド
• アクティブ運用
• 売買タイミング
これらの多くが、長期では市場平均に負けている 事実が示されます。
「素人が勝てない」のではなく、プロですら勝ち続けられない。
この現実を受け入れることが、長期投資のスタート地点です。
② コストは確実に、静かに効いてくる
FIRE後に強く感じるのは、コストの重み。
• 信託報酬
• 売買手数料
• 税金
これらは派手ではありませんが、確実に資産を削ります。
インデックス投資は、この「避けられるコスト」を極限まで減らす考え方です。
③ 投資は「生活のための手段」
この本を読んで一番好きだったのは、
投資は、人生を豊かにするための道具
というスタンス。
資産額を増やすこと自体が目的になると、不安もストレスも増えていきます。
私はFIREして、
「お金より時間の方が大事だった」
と実感しました。
この本は、その感覚ととても相性が良い一冊です。
正直に言うと、万人向けではない
• 地味
• ワクワクする話は少ない
• 一発逆転の話は出てこない
だからこそ、
• FIREを目指す人
• 家族との時間を大切にしたい人
• 投資で消耗したくない人
には、長く効いてくる本だと思います。
ウォール街のランダム・ウォーカーとの違い
前に紹介した
『ウォール街のランダム・ウォーカー』が
「理論とデータで納得させる本」だとしたら、
この本は「投資哲学を腹落ちさせる本」です。
両方読むと、
• なぜインデックス投資なのか
• なぜ長期なのか
• なぜ余計なことをしないのか
が、一本の線でつながります。
FIREを目指す人も、
すでにFIREした人も。
「勝たなくていい投資」
を知っておくと、心が軽くなります。
まとめ|FIRE後も読み返したくなる本
• 派手さはない
• でも、ブレない軸ができる
• 投資に振り回されなくなる
FIRE後の生活は、
「お金を増やす」より
「お金に縛られない」ことの方が大切でした。
その価値観に、静かに寄り添ってくれる一冊です。


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